Entre la poire et le fromage 

『洋ナシとチーズの間』 パリのよしなしごとを徒然なるままに

全米ダンス番組『So You Think You Can Dance』

 先のyou tubeのあとにはRedirected from So You Think You Can Dance (U.S. TV series)ー米国のTVシリーズより転載――と表記されていて、この『So You Think You Can Dance』という全米番組が気になって仕方ない私。さっそく調べてみた。

 FOXテレビによるダンスショー番組。初回は2005年7月20日、1000万の視聴者をもって夏のシーズンを終えた、とあるので、夏の期間限定番組みたいだ。ショーは様々なスタイルのダンスを、米国主要都市でのオーディションを経て勝ちあがっていく方式で、ソロ、デュエット、グループがある模様。週ごとに次のステージに進むダンサーが審査員や視聴者によって決められるが、ファイナリストは20の競技者と決められている。

 スタイルはクラシック、モダン、ヒップホップ、ストリート、クラブ、ジャズ、ミュージカル、さらにサブカテゴリーがあるようだ。賞金は25万ドルと当然ながら「アメリカの人気ダンサー」の名声を獲得できる。

 2013年までで第11シーズンが行われた様だが、経営側の道のりは紆余曲折もあったようだ。初年度1000万人の視聴者を獲得した勢いは翌年、NBCによる『America's Got Talent 』に奪われた影響も否めず、急降下。2009年には平均8万人の視聴者のみとなってしまった。シーズン11が最終になるとの見方もあったが、リニューアルを発表、ソーシャルネットワークを使ってファンに呼び掛けている。なんとか回生のきっかけを掴みたいところ。

 全米には似たようなダンスバトル番組がいくつも存在する。The Ultimate Dance Battle/Live to Dance/Got to Dance/America's Best Dance Crew などなど。でもこのように若者の才能開発に焦点を当てた息の長い番組、となると米国ネットワークの中では見受けられなかったらしい。こうした長寿バトルが、アメリカのダンスのすそ野を広げているわけだ。

 フランスではどうなのだろう2000年初頭からヒップホップの大会は催されるようになったけれど、米国のような全国版TV番組やステージバトル、つまり、一般の人でもトップを夢見る身近なシステム(またそれを茶の間で鑑賞するシステム。茶の間はないかもしれないけど)はあるんだろうか。

 だいたいファイナリストの映像集は動画アップされているので、近年だれの、どんな曲が使われていて、どういう振付になっているか、どんな団体がどういう踊りをしているか、審査員で出てくるダンサー、コレオグラファーは誰か、という「アメリカの今」のダンス事情(の一面)を知るには、手っ取り早い。