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Entre la poire et le fromage 

『洋ナシとチーズの間』 パリのよしなしごとを徒然なるままに

ダンサーの社会的責任(4)世紀のダンサー、シルビィ・ギエムの環境保護活動

Danse

 Sylvie Guillem(シルヴィ・ギエム)に関する最新情報が二つ飛び込んできたのでまずはその第一弾。3回シリーズでお届けした『ダンサーの社会的責任』だが、今後もこのテーマは追求して行きたい、と考えていた矢先。フランスのインターネットサイト8月2日の「ル・プログレス」が『Sylvie Guillem défend les dauphins dans les Iles Féroé』の見出しで、来週、ギエムがフェロー諸島にイルカ保護に行くことを取り上げている。

France/Monde | Sylvie Guillem défend les dauphins dans les Iles Féroé <Après la navigatrice française Florence Arthaud et l’actrice canadienne Pamela Anderson, c’est au tour de la star de la danse de défendre la cause des globicéphales. Sylvie Guillem se rend dans les îles Féroé la semaine prochaine pour lutter contre la chasse aux dauphins, en soutien à l’ONG Sea Shepherd.>

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 簡単に記事を要約するとギエムは「私たちは自分たちが全体(世界)の一部であるということを知らない。ひとたびバランスを失えば、全てがめちゃくちゃになるのです」という。どうも彼女は4年前から、環境保護の某有名国際NGO団体と関わっているらしく「小さなアクションです。目を閉じないで、沈黙してはならない」と語っている。 フェロー諸島はデンマークの保護領。欧州内では最大の海洋哺乳類の虐殺地域ともされている。 もうすぐ50歳を迎えるギエムは「環境保護にダンスへの情熱を結合するのは当然」と考える。自身の名をオープンにすることで、人々を助けることができる。解決策は個人から生まれ、それが結果としての違いを生み出します」と語っている」――ということになる。

 本人のHPが2012年頃を最後に途絶えていたが、その後Facebook に場を移した模様。 Sylvie Guillem | Facebook

 Googleフランス版でギエムの名を入れると続いて「身長・ボレロ・シャンゼリゼ劇場・、最後にvie privée(プライバシー)」と出てくる。さすが女王。

 彼女は16歳の時、初めての海外公演が日本だったようで、2011年の震災の時には、4月6日、パリのシャンゼリゼ劇場で『Hope Japan』というチャリティー公演を催した。半年後には来日、福島で、既に「封印宣言」していた『ボレロ』を踊るという信じがたい行為で支援を成し遂げた。(まあギエムに限ってこの言葉は辞書にはない)

 歯に衣着せぬものいいから「マドモワゼル・ノン」の異名をとり、早くからバレエ・ダンス界の掟に逆らって孤高の歩みを残してきたギエム。インタビュー嫌い、ビデオ撮り嫌いで知られ、いったん口を開けばそれは我々の度肝を抜く名言として(時に湾曲して)語り継がれる羽目にもなるが、この夏、彼女に関し、ひとつの気になる噂がささやかれている。 

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