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Entre la poire et le fromage 

『洋ナシとチーズの間』 パリのよしなしごとを徒然なるままに

フレンチポップス第2弾:Nourith

Danse

 フランス語のポップスが聴きたい・・・と、激痛の走る身体にムチ打って、机に向かう。You Tubeで探してみる。パリはもう「秋深まる」って言葉どおりじゃないか。バカンス?いつのハナシだ。夏の浮かれた曲は一気にアイチューンから削除して、人肌恋しい秋、、、という感じ。風は冷たく(手足は冷え・笑)パリジャンは、思索モードに入る。(って、私だけか。フライングし過ぎ)そんな秋の入り口に、そっと寄り添えるような、マロングラッセみたいな短編小説を書かなくては、と、固くいいきかせる。

 情報ナシで偶然辿りついたのが Nourith(ノーリスさん、ヌーリスさん、読み方不明)の『Partir』という曲。クリップ全体から受ける印象と、彼女自身がなかなか素敵だな、と思ったので検索すれど、日本語はもちろん、英語のウィキすら出てこない。フランス語版のみ、

 Nourith (de son vrai nom Nourith Sibony) est une chanteuse israëlienne, auteur-compositeur-interprète vivant à Paris, née à Beer-Sheva en Israël le 29 août 1971. Elle chante essentiellement en hébreu ainsi qu'en français, anglais et arabe.

(訳)Nourith(本名Nourith Sibony)は、ヘブライ語、フランス語、英語、アラビア語で歌うシンガーソングライター。1971年8月29日イスラエル・ベールシェバ生まれ。パリで活動――とのこと。

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 20歳でパリに来て、国立シャイヨー劇場の芸術コースで学び、95年にはあのリュックベッソン監督『 Cinquième ÉlémLent 』(フィフス・エレメント)のコーラス隊に参加していたらしい。2014年アルバム『Here I am』では、伝統楽器(シタール、ウード、パーカッション)、有機音、ケルト音楽、東洋色を描いた作品などを収めている、とのこと。 HPより先にフェイスブックが見つかり、そこからようやく公式サイトに辿り着いた。バイオグラフィーを改めて読み、私がへえ、と思ったのは、最初に聴いた歌の印象と、人物像が完全合致したこと。彼女の来し方を振り返った時「旅」を決して安楽的なものとは捉えておらず、けれど根っからの「ノマッド」(放浪者)の精神を描くことのできる、大人のバランス感覚。

 « J’écris sur la vie, la mort, la foi. Sur qui je suis. » <訳:私は人生、死、信仰について書く>

 パリに居て、中東の宗教的問題我がこととして受け止めてきたに違いない。 だからこそ彼女は、こんにち、平和を歌う歌手であることを選択したい、と述べている。明確なアクセント、広大な砂漠の中に広がる純粋で、静かな、豊かな孤独。

 – un équilibre radieux. Une nouvelle Nourith, insoumise, libre et douce.

 (訳;晴れやかなバランス、新しいNourith は、反抗的で、自由で、そして甘い)


Nourith - "Partir" - YouTube

ノーリス公式HP: Nourith | Entrer dans le site Officiel de nourith | nourith

フェイスブック: Nourith | Facebook