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Entre la poire et le fromage 

『洋ナシとチーズの間』 パリのよしなしごとを徒然なるままに

マイクロフト兄(ゲイティス監督) BBCドラマSH シーズン4について語る 

Sherlock

 BBC版では兄「マイクロフト」という存在がトンガッタ独自性を放ち、初登場以降、私の中でトップ君臨している。たぶん長女である私自身が「マイクロフト」的要素を自身の中に認めているからだろう。人は無意識のうちにドラマや小説の登場人物の中に「自分と似通った者」を探し、共感を求める傾向があるのではないか。(全てとは言わない)。

 マイクVSシャーロックの兄弟関係の人格分析、精神分析はさすがお国柄、英国ファンサイトで盛り上がっていた。制作陣も当然こうしたマニア系の「繰り返しの検証に耐えうる映像・脚本作り(=証拠、伏線のばらまきなど)」を念頭にいれていたのだと今さらながら感心させられる。

 ファンの中に、専門医(精神科医や臨床医、解剖学生など。3-3終了後には外科医のサイト『SHの狙撃箇所からみる死亡確率』の論文も)による学会バリの考察があったりして。読んでいるうちに一時間ぐらいたっていて、ふと我に返る・・・一体自分は何をしているのかと。虚しさMax・・・(笑)注意と自主規制、強い覚悟が必要。深入り禁物(笑)

 兄・弟の性格分析については、ある一つの分析モデルに従って、シーズン4予測に役立つとの判断から、機会をみてまとめます。

 Mark Gatiss: 17/Oct/1966,Sedgefield UK (1.85 m)

Mark Gatiss (@Markgatiss) | Twitter

 さてマイク兄演じるマーク・ゲイティスはこのドラマの共同監督であり脚本担当でもある(背が高いのよ)シャーロック・シーズン4は兄弟関係、特にこれまで明かされなかった幼少期の出来事(それはSHにとってはトラウマとして人格形成に与えた影響大)が一つの軸になることは間違いない。これまでに分かっているコメントとしては「次シーズンはこれまでになかった衝撃的なものになるだろう。内容を知った出演者を、泣かせてしまった」という。これまでの流れから、メアリー、モリアーティーについても言及しないわけにはいかなくなっており、さあそのあたりについて何か語ってくれるかと思いきや――。

 今年5月、『BAFTA』授賞式でのコメント映像。『ドクター・フー』(英国ご長寿ドラマ。ゲイティスは新シーズンから脚本で関わってきて総指揮)の50周年記念ドラマでノミネートされたマイクロフト兄。そりゃあ報道陣はSHの次シーズンについて聞かないわけには。どうも慎重なものいいをしているが「撮影時期は調整のもと、前倒しに」(放送が前倒しになるわけではない)。このあと、発言がツイッターで色々(憶測も交じって)飛び交い終息まで大変だったみたいだが、それも計算済み?これほど上手にSNSを利用し、宣伝告知に努めたのも「ドクター」で実験(リハーサル)し「SH」で思い描いてきた「やりたいこと」を全部ぶつけてみた、のかもしれない。コアな(マニアの)ファン心理を掴み、時流を読んだ戦略が、もはや英国ドラマを「ヨーロッパの田舎」呼ばわりさせておくわけはない。

Sherlock Mark Gatiss Interview - Season 4, Moriarty & Mycroft - YouTube

8月下旬、『シャーロック』番組自体がエミー賞7部門受賞。BBCの公式アノンス20秒バージョンがなかなかクールな出来。


Sherlock: Emmy Awards 2014 - BBC One - YouTube