Entre la poire et le fromage 

『洋ナシとチーズの間』 パリのよしなしごとを徒然なるままに

本日出版:『Danse Danse Danse !: Portrait de Paris2014』 [Kindle版] (ダンス・ダンス・ダンス!)

Danse Danse Danse !: Portrait de Paris2014 冊目、パリ『ダンス』エッセイ集

 『Danse Danse Danse !: Portrait de Paris2014』 [Kindle版] 

(ダンス・ダンス・ダンス!/パリのポートレート2014)

 本日アマゾンキンドルにて出版。無料お試しページは表紙と目次程度かと思ったら、原稿用紙にして渾身20枚の書き下ろし『前書き』(3日ぐらい『後書き』と合わせ、引きこもり状態で、こねくり回していた)がまるまるダウンロード出来る!Super!(=スペール:素晴らしい)続いて【第一章:パリダンサー図鑑】1~9のうち、1のヤニス・マーシャルと2のメルディくんまでが読めちゃいます。最初の5ページだと思っていたからちょっとビックリしたけれど、結果的にタダで1ページでも多く読めるなら嬉しい。

 以下は、アマゾンのサイトからそのまま。

***********************************

【内容紹介】

 “結局のところ、私が学んだのは『ダンス』という唯一の言語だったのだ”

 ――2014年春から夏にかけて、フランス・パリで体験した現代ダンスシーン最前線。「道場破り」と称してパリの有名スタジオに乗り込んで生まれた『パリダンサー図鑑』、若手ダンサー『ヤニス・マーシャル徹底検証』、パリ舞台評論、クラシックとその周辺、など。ストリートジャズの師との出会い、そのレッスンを通じて、自身にとっての『ダンス』『フランスで踊るということ』を語る。前作『Entre la poire et le fromage』(洋ナシとチーズの間)に続くパリ滞在エッセイ第2弾、ダンス編。

 【内 容】 

1 パリダンサー図鑑/ ダンサー図鑑(1)~(9) 

2 ヤニス・マーシャル/欧州爆走中 全米疾走中/怒涛のスタージュ実況編1~6 

3 舞台評論 2014パリ/オペラ座『ノートルダムドパリ』『ニコラ・ル・リッシュ引退』他 

4 クラシックバレエとその周辺/シルヴィイ・ギエム引退発表・規律の力/欧州の振付家/ダンサーの社会的責任シリーズ1~4 

5 フランスダンス情報――フレンチポップス情報 ダンスを続けたいならたくましくあれ

 6 エッセイ――ダンスについて語ること/ダンサーの悲哀/ダンスの道、小説の道/負けず嫌いたちのダンス論/新世界より1~4 

【著者について】1977年、東京都生まれ。国際学修士。全国紙勤務のち、作家業のため2013年単身渡仏。文芸、ダンス評論、小説など。

************************************

 今月上旬既刊の第一巻エッセイ集『Entre la poire et le fromarge』では、当ブログ立ち上げの4~5月の、主にフランス/パリに関するかなりジャーナリスティックなネタが多くなっている。気合一発、オロナミン状態。エッセイ50本で出版目指して書きだしたものの、そのうち『ああ、ぜんぜん、ちっとも、だれにも、よまれてね~よ』ということに気づく。自然な成り行きで『ダンス』にハマって行った経緯もあって、このブログは、次第に化けの皮をはいで行く。

 ダンスブログ、身削りパリダンスシーン突入ブログ、最後は30代半ばですたれゆく身体とモチベーションとの―――言ってみれば個人的闘争史

 今回は2014年5月から7月末あたりまでのパリで実際に自分で経験したダンス最前線、舞踊評論など、このブログの記事をもとにリライトしつつ、収めた。

 ダンスを語ると言っておきながら、結局「パリのダンスを通して自分を語る」個人的ポートレートにしかならなかった。誰に頼まれたわけでもないから、つまり紹介目的ではないから、ゴネる必要もない。ダメなものはダメとあっさり書くし、その代わり、理由もきちんと書いた。代償として自分の過去についても独白せざるを得なくなった。

 書き終えて、自分がもとの位置から一歩も進んでいないことに気付く。

 むしろその分、歳をとり、身体は衰え、足は上がらない。生物学的にはあとは落ちてゆくだけ(後退の一歩を辿るだけだ)にも関わらず、何故今、何故パリで、何故ダンスか。踊ることは自分にとってどういうものか。

 夏には故障も経験した。今はその後遺症というかちょっとしたブルーから抜け出せていないだけなのかも知れない。単にダンスの喜びを取り戻すためにどうしたらいいか、人類・社会にとって殆ど無価値であるあがきをして、無力感にとらわれえいるだけなのかもしれない。

 でもこの本の中で、なんとか一つの区切りと結論は出している。そうでなければ、こうしてまとめた意味が無い。だから、部屋でのたうちまわりながら(比喩ではなく)特に前書きと後書きは、吐きそうなほど書きなおした。ホントのこと言えば、長いこと言葉が湧いてこなかった。何ひとつ、書くべき希望が見つからなかった。それによって、色々と身の回りで、自分で自分の首を絞めているような出来事も起こり、そろそろパリに居られなくなる日も近い。

 300円そこそこの本を出版することで、得られる効果よりリスクの方が遥かに高く、にもかかわらず、私はそれを進んで引き受ける戦士だった。どうしてかは、この中にいくつか書かれている気もするし、書かれなかった気もする。

 そう、少なくとも、踊り続ける戦士だった。 

  

 ―――そんなわけで、ほんとうに出版社求む。Please contact me anytime.

  ていうか、大マジメに、住むところと仕事、求む。