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Entre la poire et le fromage 

『洋ナシとチーズの間』 パリのよしなしごとを徒然なるままに

パリ連続テロ事件から一週間(6)シャルリー・エブド紙売り切れ

 イスラム過激派とされる容疑者の襲撃を受けた仏新聞「シャルリー・エブド」紙は14日水曜日、事件後初の特別号を発売。表現の自由の象徴としてこぞって買い求めるパリ市民らの様子が各メディアで朝から放映されていた。

8日パリ市内で起きた連続テロから1週間。新たなテロのおそれも指摘され、フランス国内は緊張が続いている。以下はル・フィガロ紙。テレビのビデオリンク有。


Ce qu'il y a dans le nouveau Charlie Hebdo

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 フィガロの記事によれば、今日の特別号は通常通り16ページ。注目の表紙は「すべてが許される」と題字され、涙をうかべるムハンマドの風刺画となった。連続テロに抗議する合言葉となった「je suis charlie 私はシャルリー」のプラカードを掲げている。

シャルリー・エブド1月13日号EN IMAGES. «#JaiMonCharlie» : ils posent avec leur Charlie Hebdo

(右・夜明け前のまだ朝早いうちから売店に並び、特別号を手に入れた人々 写真はルモンド紙より)

 紙面では、「聖戦」を実行する「ジハーディスト」が職探し中に「スーパーの警備は?」と提案される画、イスラム風衣装をまとう女性が下半身や胸をさらす姿も。

「風刺」が売りものの同紙は、今回の事件で、フランスの社会が重んじる表現の自由の代名詞ともなった。AFP通信では、午前10時までに70万部が売れ、2万7千カ所で売り切れ続出と伝えた。実売の100倍にあたる300万部発行予定だったところ、急遽500万部まで増した。

 フランス国内にもシャルリー・エブドがもともと好きではなかった人たちは居る。やりすぎだという声もあった。平均6万部で赤字続きだった同紙、今回事件で有名になったから、500万人が突如買いに走ったわけではない。

 街の声いわく、「買う」という行為で、表現の自由を尊重している。

 つまり自分と異なる意見、違った立場の存在を「認める」ことこそ自由と平等の国の基本原則だという意思表示、だと。

 かくいう私も、昔からシャルリー好きだった・・・ってわけでなくて、そんな一市民の意見と同じ立場の人間だ。みずからの「信条」の問題としての行為。

マルシェ翌日の各一面 フィガロ(仏);ニューヨークタイムズ(USA)

Le FigaroThe New York Times

Le ParisienLibération

パリジャン;リベラシオン(仏)