Entre la poire et le fromage 

『洋ナシとチーズの間』 パリのよしなしごとを徒然なるままに

パリ連続テロ事件(7)エブド紙への批判も有り いつまで続く?1・11効果

 風刺を最大の売り物とする週刊紙シャルリーエブド紙の最新号で話題となった昨日一日。もはや2015年、史上最強の同紙

昨日の特別号には「私はシャルリー」の合言葉が書かれたプラカードを持つイスラム教預言者ムハンマドの絵が表紙画となっている。ジャーナリスト国際NGO団体「プレス・エンブレム・キャンペーン」(ジュネーブ)は13日、発行の記者会見を受けて「緊張緩和が求められる時に配慮を欠く内容であり、火に油を注ぐ」と同紙を批判する声明を発表しています。

「過激主義者に屈しないとの主張は理解するが、何でも表現していいわけではない」。「表現の自由は『相互尊重』の原則のもと、制限される」と訴えた。

「プロの記者であれば、中傷・侮辱を避けなければならないのは当然の義務である」と改めて強調した。 

私も個人的にはこの意見に深く納得が出来る。同団体では、シャルリーエブド紙襲撃の事件そのものは非難しているものの「無益な挑発で過激主義を勢いづかせるのは控えるべきだ」と冷静を呼び掛けた。「シャルリーエブド紙は、過去も現在も『表現の自由と報道倫理』の間の一線を越えている」としている。

シャルリー紙は、来週21日は休刊、28日から通常の発行態勢に戻ると発表しています。最新号は、500万部予定。2週間で売り切る見込みとのことです。ドゴール死去を伝えた歴史的な「フランスソワール」紙 (1970年11月) の220万部を超す史上最多の部数。

「シャルリー・エブドは生きているし、生きていくだろう」とオランド大統領。支持率低迷の大統領だったのに、連続テロへの対応は9割が支持しています。「バルス首相との堅固なタンデム(2人こぎ自転車)のイメージでフランス人の連帯を示した」とは現地紙の記事のこれまでの流れでしたが。

今後の課題はそんな「フランスの1.11(大行進)のエスプリがいつまで続くか」という点。私もジャーナリストの末端として、今のフランスに対する率直な思いは複雑で、見守っていくとしかいいようがない。

EN IMAGES. La marche républicaine à Paris

フランステレビ2のサイトにある報道写真集が素晴らしいです。こと写真に関してどの現地紙よりも抜きん出た表現力を誇っています。


EN IMAGES. La marche républicaine à Paris