Entre la poire et le fromage 

『洋ナシとチーズの間』 パリのよしなしごとを徒然なるままに

冬のパリで生牡蠣三昧。

冬が終わらないうちにアップしなくちゃ!と思っていたのは、何を隠そう「生牡蠣」レストラン!冬のパリで必須エントリーですよね。

 フランスはヨーロッパ第一位の牡蠣生産国。年間15万トンが生産されるそうです。クリスマスから年末にかけての代名詞ですが季節としては秋から冬、月のスペルに「er」が入る季節(octoberなど)は牡蠣の味わい時期と言われているのだそうです。主な牡蠣の養殖地は、ブルターニュ地方のカンカルCancaleやポワトゥー・シャラント地方のマレーヌ・オレロンMarennes Oléron、ボルドーに近いアルカション湾Bassin d’Arcachon など。

 パリ市内、至るレストランの店頭に「牡蠣スタンド」が並ぶ景色も風物詩かな。お店の前では、担当者が注文に応じて手際よく殻を開けています。牡蠣の殻を開ける人たちは“エカイエécailler”と呼ばれ、フランスではひとつの職業として認知されています。エカイエによる殻むきコンクールも開かれているほど。

 ルモンド紙などを参考に、パリで本物の牡蠣を堪能するに相応しい、間違いナシの2軒を選んでみました。

1)ルモンド一押しがこちら、「バル・ア・ユイトル」。La Cabane a Huitres

4 Rue Antoine Bourdelle 75015 Paris, France 01 45 49 47 27 

12:00 – 14:15, 19:00 – 22:15 月・火・日休み 生牡蠣12個で14.50€ 

 

 なんと「生牡蠣専門バー」です。いろんな種類の牡蠣を注文してワインで楽しむ専門店だそう。バル・ア・ユイトルでは何ヶ月もかけてフランスの牡蠣の生産を調査し、厳選されたものだけが店頭に並んでいると言います。ル・モンド紙『パリで一番すばらしい牡蠣が味わえるお店』と絶賛!!オーナーは「牡蠣とワインの生産には共通点が多い」との基本理念の持ち主のよう。「生産地」「品質」「生産者」がポイントとのこと。「グラン・クリュ(一級品)」と呼ばれる牡蠣が25種そろうこの店は『世界中どのレストランも及ばない』とゴー・ミヨーなど名だたるグルメガイドブックなどでお墨付きです。

 モダンな店内、タブレット端末のメニューと洗練された様子。料理の名前、値段、種類、産地が画像を使ってワンタッチで閲覧できるのも現代的ですね。

 数種類の牡蠣やエビ、カニなどがきれいに並び、ドライアイスを使った白煙が立ち上がる大きなプレートは見た目も圧巻。エシャロットのみじん切り入りビネガーソース、自家製マヨネーズ、レモンなど、調味料にもこだわっていますが、新鮮な海の幸、もうそのままで十分。素の味をワインとともに心行くまで堪能できます。

2)『 L'Ecume St-Honore』レキューム・サントノレ 
6 rue du marche du St-Honore ,1e Paris  TEL ; 01.4261.9387
火〜金 8:30-14:00 16:00-18:30 土 8:00-18:30 日・月定休

 

へえ。マルシェ・サントノレ広場に近い、魚屋さんに併設されたオイスターバー!?その日仕入れたばかりの新鮮さ、折り紙つき。ピカピカ光る、絵に描いたような生牡蠣にキンと冷えたワイン、パン・ド・カンパーニュ、発酵バター。言うことナシの至福のひと時が保証済み。生牡蠣6個と“ムニュ・エクスプレス”がオススメ。ワインとのセットは12・90ユーロから。


L’Ecume Saint-Honoré | Paris by Mouth

 注)生牡蠣・・・あたるときはあたるみたいですから、それなりの覚悟も必要。年末年始、パリで牡蠣での病院収容数は大変な数らしい。クリスマスから丸4日、など普通にきくハナシです。七転八倒の悲劇も伴う・・・可能性があることだけはお忘れなく。