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Entre la poire et le fromage 

『洋ナシとチーズの間』 パリのよしなしごとを徒然なるままに

フィナンシェじゃだめだったんですか、プルーストさん(11) スコーン、スコーン・・・英国伝統の味

Gourmet Français Paris,France

 フランスは復活祭3連休突入し、街のショーウインドウには卵形したチョコのお菓子が溢れ、春の到来を感じます。

ここのところ続けて米国へとんずらしていたので、そろそろ欧州に戻りたいと思います。まだまだ続くよ!このシリーズ(笑)皆様、気長にお付合いの程お願いします。

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 『紅茶』---どう考えてもこのお国を抜きにしちゃ語れない。ドーバー海峡を挟んでお隣のイギリス。アーリー・モーニングティーから一日は始まり、朝食のブレックファーストティー、11 時頃のイレブンシーズ、昼食時のランチティー、午後のアフタヌーンティー、夕食後のアフターディナーティー、寝る前のナイトティーまで、イギリス人スピリット。BBC『シャーロック』(シリーズ2-3かな?)モリアーティーが221Bを訪ねる「初のご対面」シーン。シャーロック(ベネディクト)が美しい手つきで、ミルクティーを注ぎ宿敵をもてなす姿にハナジ。英国美男子と清く正しき伝統紅茶・・・プルーストさんもかないませんな。

 紅茶のお供だって、本場にはかなわないんじゃ。(早く気づけよ)

 英国といえば『不思議の国のアリス』。小学校2年のとき毎晩寝る前に読んでたわ。美味しいビスケットの国。ウォーカーのカロリーメイト、じゃなかった、ショートブレッドは、日本のコンビニでも手に入りますよね。

 カロリー高そうでなかなか手が出せない一品ですが。

 イギリスの朝食には英国風パンケーキの「クランペット」。もちもちした食感がイギリス人好み?フランス産ボルディエのバターをたっぷりと。英仏マリアージュで頂きませう。

 学生時代、21時過ぎにスーパーの30㌫オフでパスコのパン「イングリッシュマフィン」狙ってました。ハムとレタスだけ挟んで、サランラップで巻いて夜食にし、朝は抜き、昼に大学に持って行く。一日2食マフィン生活だったわ。

授業の前後、廊下のベンチで一人で(孤独に)食べるのが私の『小確幸』。何一つ学ばなかった学生生活ではありましたが。

 さて本日の目玉ーーー英国紅茶のお供・・・なんと言おうとスコーン

かりっとさくっと美味しいーーじゃないですよ~~ああ、このネタ、分かる人にはわかってしまう。年齢バレます。

 『コイケヤスコーン中毒』だった小学校五年生当時。この世にポテチを越える、こんなうまいジャンクフードがあるのか!と友人の家で開眼。その友人、お母さんが英語の先生という才女で、川沿いの彼女の家にはいつも『なかよし』と『りぼん』とスコーンがありました。我々は黙って交互にスコーンに手を伸ばし、黙々と漫画読むだけ。のちにバーベキュー味、チーズ味がメジャーになりました。

 本場英国風スコーンは家庭で簡単に出来、バリエーション豊富なのも楽しみの一つです。私はプレーン派。バター&イチゴジャムのハーモニーがどこか古風な英国家庭のグランママン(おばあちゃん)的。百歩譲って、チョコチップ、アールグレイ、チーズ、メープル、ほしぶどうあたりまで許容範囲です。丸型をぱっくり割るのが好みの食べ方ですが、対する「スタバ風」三角スコーンも、チョコチップに代表され、アメリカを中心に根強い支持がありますね。皆さんはどちら派ですか?

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 パリにも、英国風紅茶の味わえる専門店発見!カフェじゃなくいわゆる『サロン・ド・テ』です。

1) リュクサンブール公演近くの「ブレッド&ローズ」ロンドン発祥の流行のセレブBIOショップ。お値段も凄い。フランスって意外にビオだのナチュラルだの多いです。それ系のお店って出来たときは話題になるけど、トリップアドバイザーの口コミなんかでは「ちまちましてみすぼらしい」のに「高い」って一蹴されてる・・・。(客観的意見です)パリジャンが洗練と程遠い「ビオ」スピリットに本気で目覚めているとは思えません。いわゆる左岸の「ボボ」(裕福な新ヒッピー層)がファッション的に飛びついている感があります。メインはベジタリアンプレート。『ローズベーカリー』(名前も似すぎ)とことごとく比較されています。

2)Tea  caddy ティー・キディ 

Boutique de thé en ligne - Salon de thé à Paris - The Tea Caddy Shop

 雑誌でよく紹介されるパリの老舗・英国ティーショップ。老夫婦が通っていそうな、古風な内装、英国陶磁器で出される紅茶と、ムードは満々です。スコーンとクリームは英国からお取り寄せ。

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 スコーンってそもそも「できたて」あつあつを食べるようなものじゃないんでしょうね。作りおきしても美味しい、基本は「保存食」なのかも。

3)マキシムドパリ、ピエールエルメ、マリアージュフレールといった大御所のサロンドテや、英国スーパー『マークス&スペンサー』でも購入可。

 《本日のまとめ》スコーンだけならお店で買うことも出来ますが、本当に美味しいイチゴジャムとクロテッドクリームにはなかなかであえません。「上手い菓子(本来のフレーズは『ワイン』です)は旅をしない」ーーその土地のものはその土地でーーということなのでしょうね。

 『スコーン男子』とか『花よりスコーン』など新語を思いついたのですが、定義があいまいで、今回は見送ることにします。

 新情報!パリに「あの」専門店がオープンしましたよ!!次回乞うご期待。