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Entre la poire et le fromage 

『洋ナシとチーズの間』 パリのよしなしごとを徒然なるままに

2016パリ最高のミルフィーユ

『Les meilleurs millefeuilles de Paris』ーー2009年から始まったLe Figaro紙の毎年恒例「ミルフィーユ番付」7回目。1ヶ月以上の審査の結果、2016年度最高のミルフィーユが発表されたようです。

ジャーナリストが匿名でパリ市内のミルフィーユを店舗にて直接購入。審査基準は5項目、全20点満点です。1)外観 2)クリームとパフの色 3)味、全体としてのテクスチャー 4)クリーム(現代・あるいは古典的か、バニラ感は重要視)5)価格=実際は€3.50から€6.70の間。今年もダントツ一位に輝いたのはカール・マレッティさん。

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  賑やかな下町商店街ムフタール通りに2007年にオープン。石壁の店内、ゆるい曲線の木目のショーケースなどモダンさが話題に。マレッティさんはルグラン・インターコンチネンタルのシェフパティシエを経て独立された方。鮮度を第一に、作り置きはしない主義で、朝と夕の2回製造する徹底ぶりです。Le Figaroによるとお父様が建築家で内装を手がけ、店内を飾る花はフローリストの奥様が手がけているとか。

スペシャリテのミルフィーユはしっかりとこげ色がついた独特の味わい。厚みのある生地はクリームの水分が染み込まないよう両面キャラメリゼしてあります。クリームを丸く絞りった表情の豊かさが、他では味わえない高得点につながっているようです。

2009年にも同店のタルトシトロンがパリ1に輝きました。カリッとしたサブレ生地、搾りたてのレモンを使ったシンプルで伝統的な一品がまるで宝石のよう。

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スミレ味のクリームを使ったサントノレ『リリー・ヴァレー』もスペシャリテです。f:id:kotorio:20161105100235p:plain Carl Marletti カール・マルレッティ

  51 rue Censier 75005 Paris Tel : 01 43 31 68 12
  10:00~20:00 / 10:00~13:30(日) 定休日 : 月 www.carlmarletti.com 

www.lefigaro.fr

《今日のひとこと》中学の頃「初めてのデートでミルフィーユを食べると幸せカップルになれる」と言われていた。いざ本番「いや、ここでポロポロこぼしたりしたら…」乙女が諦めた甘い味はミルフィーユだったか、それとも恋の相手かーー。