読者です 読者をやめる 読者になる 読者になる

Entre la poire et le fromage 

『洋ナシとチーズの間』 パリのよしなしごとを徒然なるままに

売り切れ御免!マスタードの老舗「マイユ」パリ冬季限定品

f:id:kotorio:20161229053600p:plain 

マスタードの聖地なら迷わずフランス・ブルゴーニュ地方DIJON(ディジョン)。マイユ(MAILLE)社は1747年創業のディジョン・マスタードの老舗。マスタードの原料でもあるヴィネガーの製造・販売から始まった「マイユ」社の特徴は、このポット。18世紀、フランス貴族はこぞって自分のポットを店に持ちこみ、できたて新鮮なマスタードをゲットしていたそうな。
ポット発案の諜報人はなんとルイ15世。作りたてのマスタードの美味に驚き、こりゃいかんわとフランス王家専属マスタード(?)に認定。隣国訪問に必ず「お持たせ」にばらまいたおかげで、当時の欧州王族の間で大ヒットーーという、偉大なる歴史を持つ老舗中の老舗です。

本店はディジョンではなくパリ。ポット販売があるのはパリ本店、ディジョン、ロンドン店(世界初のマイユ海外店)NYの4店舗のみで、オーダーのち、このビアサーバーそっくりの口から、神々しくポットに注がれます。

f:id:kotorio:20161229053922p:plain マイユの瓶入りのマスタードならスーパーでも並んでいますが、では店頭ポットと瓶とは何が違うのでしょう?お店のマダム曰く「お店のマスタードは全て作りたて、新鮮さが比較にならないでしょ〜〜」(直訳)。

f:id:kotorio:20161229062324p:plain

定番は白ワイン、シャブリ、粒入り(シャルドネ)の3種類。すべて味見ができるのでお気に入りのマスタードを心ゆくまでお探しあれ。

人気No. 1は、年に1度発売される冬季限定高級マスタード。なんとシャブリと黒トリュフのマスタード(Moutarde au Chablis Et Brisures de Truffe Noire)入り。ブルゴーニュの名高いシャブリ白ワインと、プロヴァンス地方最高級黒冬トリュフの香りのマリアージュには言葉を失います。天にも昇るまろやかさに「マスタード=辛い」の常識もふっとび、他のマスタードが食べられなくなる危険性がありますので、ご注意ください。

食べ方としては、パンにつけてマスタードの風味を味わうのが王道でしょうが、料理に少し加えるだけで、普段の味がプロシェフ並みに大変身!肉類(ステーキ、鶏のロティー、ソテー)魚類(フライ、ソテー)何でも可、だそうです。

f:id:kotorio:20161229062747p:plain f:id:kotorio:20161229063105p:plain

とはいってもお土産には少々高価すぎ、重すぎ、と思った方。小瓶セットやヴィネガーもオススメです。

f:id:kotorio:20161229054041p:plainPlace de la Madeleine www.maille.com/fr_FR

6, place de la Madeleine Paris, 75008 Tél : 01 40 15 06 00  月〜土10h à 19h

《今日のひとこと》蓋に書かれた年月は賞味期限?いえいえこれは「辛さを保つ期限」で、マスタードはこの期日からどんどん熟成し、マイルドさを増していくのだそうです。マスタードって、みんなみんな生きているんだ!!ともだちなんだ!